2024年度12月の研修
12月の研修は、「 身体拘束防止の研修」を行いました。
※参考サイト:ケア パワー ラボ
研修を受けたヘルパーからは、
☆危険を回避するつもりが気づかないうちに身体拘束を行なってしまう場合もあり行動に移す前に考える必要があると思いました。
☆身体拘束は本人の行動の自由を制限してしまい。拘束する事で筋力の低下が見られる事がわかりました。身体拘束0を目指して取り組んでいかないと行けないと感じさせられました。
☆現在は身体拘束、行動制限をせざるを得ないケースがない為現実的に実感できませんが、ご本人の危険を考えた事からの方法だと必要だと思います。ただ常に適切な支援なのか考えることが大事だと思います。
☆身体拘束にこれは当てはまる(もしくは当てはまらない)事象なのかという部分でしっかりとした理解をこのような研修等を通じて深め、そして身体拘束の必要がない環境作りをしていきたいと思いました。
☆日本の障害者施策は、障害者権利条約を批准している国の中では、国連から不十分な対応しか出来ていないとして、勧告を受けている状況にあります。しかしながら、そうした状況においても曲がりなりにも国がガイドラインを示している様に、第一に取り組まなければならない問題として認識されている様です。利用者の方が安心してサービスが受けられるために、虐待を受けることがない環境を整備することは極めて重要であると考えられます。しかしながら、やまゆり園の障害者殺傷事件やその事件に対する反応の様に、優生思想を是として、障害者が等処遇されることを“しかたない”と考える人達も存在します。障害者の方が安心してサービスを受けられるために、直接的にはサービス提供事業者が虐待事案を起こさないことが求められますが、その上で、障害者の方が安心して生活出来る社会の実現のために、優生思想や排除の思想を如何に克服していくのか、が問われる様に思います。
☆個人の尊厳を尊重し、その尊厳にあったケアをすることを心がけようと改めて思いました。身体拘束の種類などがこんなにもあることを初めてしり、そのような状況を作ら無いようもっともっと利用者さんを理解し向き合って行かないとだめだなと実感しました。どの利用者さんもこの仕事をしてる限り、虐待などのことももっと理解し、身体拘束が必要な状況をつくらない!!よう努めます!
☆言葉使いや無理に介護を行わないよう気を付けようと思います。
と様々な貴重な意見が出ました。
利用者の尊厳を守り、身体拘束のリスクを理解し、拘束をしない適切なケア方法を学ぶため、また、法令を遵守し、利用者や家族からの信頼を得るとともに、職員間で共通の認識を持ち、サービスの質を向上させるために今回の研修を実施致しました。つなぐでは、利用者の尊厳と安全を守るため、身体拘束防止研修を定期的に実施しています。この研修では、身体拘束に関する法的基準やリスクをはじめ、代替手段を用いた対応策について学び、介護職員の意識向上を図っています。これにより、身体拘束の未然防止を徹底し、利用者本位のサービス提供を推進しています。今後も、介護職員からの意見を反映し、ミクロからマクロまで幅広い視点を持ちながら、継続的な研修と現場での実践を通じて、質の高い介護を目指していきます。