2025年度3月の研修
3月の研修は「 高齢者虐待防止に関する研修」を行いました。
今月は、高齢者虐待防止に関する研修を実施しました。本研修は、高齢者虐待の未然防止と早期発見に向けた対応力の向上を目的として実施いたしました。
研修を受けたヘルパーからは、
☆ 自身が虐待をしているつもりではなくても思わぬ事で虐待に繋がる場合があり慎重に利用者様の介助に取り組まないといけないと再度見直すきっかけになりました。
☆ 虐待の防止、早期発見と報告の大事さが研修によって再確認できました。 これからも利用者の思いを受けとめれるよう「怒らない」「否定しない」介護を心がけたいと思います。
☆ 高齢者虐待防止の研修は、何度受けても考えさせられます 許されない法的理由、定義等わかっていても介護老人施設等では増加しつつあるとのこと。ヘルパーの私達にとっても身近な問題です 色々な問題の報告や相談に対して事務所の指針、理解が共有であることを希望します
☆ 「人権」の観点から高齢者虐待防止について見ると、まさに「高齢者の基本的人権の擁護」の取り組みである、と言える様に思います。サービス提供者が利用者に対して行なう虐待はサービス提供の契約という観点からも問題であることはわかりやすいですが、これまで「身内のこと」として捉えられがちであった家族等による行為も虐待として考えられる様になったことは、「人権の擁護」の観点からも意義のあることではないかと思います。一方で、家族間の虐待は、家族間の事象であるが故に外部からの介入(通報)の判断のタイミングの難しさもある様にも思います。
と様々な貴重な意見が出ました。
日頃から高齢者の小さな変化や異変に気づく「観察力」の重要性を再認識するとともに、記録・報告・相談の徹底が虐待防止につながることを学びました。また、虐待が起こる背景や仕組みを理解することで、自身のケアの在り方を見直す契機となったと思います。今後は、訪問介護つなぐの長所である“職員同士が気軽に相談・共有できる時間や環境づくり”をさらに強化し、チーム全体で虐待を防ぐ意識を高めていきたいと思っています。