2024年度9月の研修
9月の研修は「 障がい者虐待防止法の理解と対応に関するの研修」を行いました。
※参考動画(YouTube)『 弁護士 外岡 潤が教える介護トラブル解決チャンネル 』
「no.83(在宅)虐待・身体拘束防止研修」
今月の研修では、私たちが提供する訪問介護サービスにおいて、障がいをお持ちの方々の権利を守り、安全で安心な生活を支えるための「障がい者虐待防止法」の理解を深めることを目的としました。研修を通じて、適切な対応スキルを身につけ、利用者が安心して日常生活を送れるよう、サービスの質向上を目指しました。
研修を受けたヘルパーからは、
☆ 高齢者の場合は認知症により理解して頂けず虐待が起こるケースが多く危険性がある場合の対応が困難です。アクションを起こす前に責任者に相談し利用者様に対しては傾聴、受容、共感の気持ちを忘れずに適切に対応をしていきたいと思います。
☆ 自分で抱えず,なんでも報告、そこで判断してもらい対応してもらうことが,1番だと思う。
☆ 研修を通じて、利用者の尊厳を守ることや、チームで対応し、1人で抱え込まず、周りに相談することがいかに大事なのか学びました。これからもより一層気を引き締めてケアに臨みたいと思います。
☆ 日々の業務の中で 利用者様の攻撃的な言葉や拒否、無視される事など多々あります 心は折れ こちらもつい無視しがちになりますが 冷静に対処する事を心がけています 事務所で報告がてらに話を聞いて貰う事で心が落ち着きます これ大事です
☆ 身体的虐待 経済的虐待 ネグレクト 性的虐待 経済的虐待を見つけた時には市町村に通報しなければいけない。
☆ こういった形(個々での動画視聴)での研修は受けた事がなく、ひとつのツールとして良いものだと思いました。判断の難しさはやはりとてもあると思います。
☆ リンク先が高齢者虐待に関する動画だったのですが、障害サービスにも共通する点があるものとしてのコメントをいたします。 高齢、障害ともに虐待防止の取り組みや規程の作成が義務化されましたが、利用者の方の尊厳をいかに守るか、が重視されていることの現われかと思います。 一方で、利用者の方に起きていることが虐待か否かの判断、或いはどの様に対応していくのか、など現場スタッフではなかなか迷いが生じる場面が多い様にも思います。 動画の説明にもありましたが、事業所の外部を含めて複数の人が連携して対応出来る仕組みの構築が重要な様に感じました。複数の人の見方を通すことにより、チェックが働くことで独断による思い込みによる対応が起こりにくくなるのではないかと思います。
☆「これ虐待?」と判断するのはとても難しい事なので、ケア時に利用者様の変化に気付けるよう観察力が大事だと思います。これからも適切なケアは何かを考えていきたいです。
☆よく観察し、些細な変化に少しでも気付き、見つけた時の対処方法が細かく改めて知れ勉強になりました。 一人で抱え込まず上司に報告する事、 当たり前に "ない"と思っていても何が起こるかがわからないと言う怖さを感じました。 "尊厳"を理解しケアに入りたいと思います。 とてもいい勉強になりました。ありがとうございます。
☆何のために虐待防止を学ぶのか、高齢者虐待防止法が求めることがより深く分かり、新たな学びになりました。
と様々な貴重な意見が出ました。
この研修を通じて、法の重要性を再認識し、虐待の定義や種類、発見時の対応策、利用者との信頼関係の構築、そしてチーム連携の重要性について理解が深まりました。今後の業務においても、利用者の人権や安全を守るために法律を正しく理解し、適切に対応することの大切さを強く感じました。この学びを活かし、全ての障がい者の方が安全で安心して生活できる環境を提供するため、職員一同で引き続き取り組んでいきたいと思います。